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最強のウネ

2026年6月10日

失敗だらけの25年がつくった

余白がつくる最強のウネ
── ゾーニングという魔法 ──

作付面積をあえて減らす。それが、土の自然治癒力と生命力を「複利」で増やすための唯一のインフラ設計でした。

理想と絶望の末にたどり着いた「答え」

16歳で自然農の美しさに魅了されてから25年。耕さず、肥料も農薬も使わない理想の農業を志した僕を待っていたのは、年々土が痩せ、野菜が育たなくなっていく過酷な現実でした。

「たくさん収穫したいから」と畑の端から端までぎっしり種をまき、苗を植える。しかし、それは土から栄養を一方的に「搾取」するだけで、循環を断ち切る行為だったのです。

辿り着いた結論は、極めてシンプルでした。
畑を全部使うのをやめ、あえて「余白(作付けしないゾーン)」を作り、そこに草や落ち葉などの有機物を積み続けること。

この「最強のウネ」は、単なる農業のノウハウ本ではありません。家庭菜園からプランターまで応用できる「小さな地球の生態系」の作り方であり、私たちの暮らしや仕事に「余白」を取り戻すための、泥臭くもロマンに満ちた招待状です。

本書で明かされる3つの核心

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「奪う」から「複利」の土作りへ

畑の面積をあえて削り「有機物を蓄える余白」を作ることで、土の豊かさが毎年リセットされず、複利のように蓄積される仕組みを解説します。

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糸状菌の物流インフラ

土の中の真の主役「糸状菌(カビやキノコの仲間)」を増殖させ、野菜の根に水やミネラルを自動で送り届ける地下の物々交換システムを構築します。

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土から海へ繋がる循環

畑で豊かな土を作ることは、雨水をろ過し、巡り巡って太平洋のクジラやサンゴ礁を守ることに繋がっています。農業と環境の壮大な繋がりを紐解きます。

黄金比「4.25mユニット」のゾーニング

人間が歩いていい場所(通路・草の生産地)と、絶対に踏んではいけない微生物の聖域(栽培・有機物供給ゾーン)を物理的に完全に切り離す、25年間の集大成となる設計図を公開します。

① 通路(草供給帯)
幅 0.75m × 両端

人間が歩く唯一の動線。同時に、畑に被せる草を育てる「有機物の生産工場」です。

② 作物栽培ゾーン
幅 1.0m × 2本

絶対に耕さない聖域。両側から伸びる糸状菌のネットワークに守られ、野菜が勝手にのびのび育つベッドです。

③ 有機物供給ゾーン
中央・幅 0.75m

最強のウネの心臓部。野菜は植えず、ただ草や枝を積み続け、糸状菌たちの巨大レストラン(エンジン)として機能させます。

新刊『余白がつくる最強のウネ』

Amazon Kindle版(電子書籍) / ペーパーバック版(紙の本)

著者プロフィール

髙橋 洋平
米市農園代表 / 自然農ライフデザイナー

1985年生まれ、和歌山県紀の川市「米市農園」代表。16歳で自然農に出会い、土の世界へ。自家製小麦の石窯ピザ屋をセルフビルドするも、実家の多額の借金整理、離婚、農園の喪失など人生の絶望を経験。沖縄・宮古島での約1年の車中泊・ホームレス生活を経て、「残りの人生はゴミ拾いに使おう」とビーチクリーン活動を開始。

現在は和歌山に戻り、自然農を軸に、体験農園、古民家再生、音楽制作(アフリカンバンド)、建築(二級建築士)などを融合させた独自のライフスタイルを展開。「地域で稼ぎ、海へ戻す」というエコシステム構築を目指し、土と触れ合う超アナログな現場(ハイタッチ)と、AIなどの先進技術(ハイテク)を掛け合わせた活動を続けている。

米市農園Webサイト: komeichi.net
Instagram: @takahashiyohey